自己愛性人格障害と国際離婚

自己愛性人格障害者と離婚する決意をしながらもまだまだ決着がつかない海外在住者の独り言です。

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その3 全て誰かのせい

相手が自分の国に戻って、自分のやりたい仕事をしたいとのことだったので、

私たちは引っ越しをした。

国が違えば、言葉も文化も人も違う。

私には誰一人頼れる人はいなかったが、

相手の仕事を応援するために、

子どもたちのために引っ越しをした。

 

相手の仕事はまずまず順調だったが、

本人がしたいと思っていた仕事は鳴かず飛ばずであった。

その仕事のために、家を買うときにそれ用の仕事場を作ったのに、

お客さんは全然来なかった。

それでも、相手は自分の仕事内容や、アプローチ方法がおかしいとは

一切思わず、新しいことだから国が追いついてない、とか

国民の頭がまだ古い、などと誰かのせいにしていた。

 

そのうち、勤め先の仕事もなくなった。

これもまた、国が不景気だから仕事がない、と国のせいした。

私の知り合いのご主人は、仕事がないこの国に見切りを付け、

単身で他の国へと働きに出ている。

もちろん、相手はそんなことはしない。

家族をおいて、一人で他の国に行けるわけない!と言い訳をする。 

 

子供の成績が悪いのは、私のせいだと言う。

子供が相手の言うことを聞かないのは私のせいだと言う。

相手はいつも家で寝てばかりで、子供の相手などしたことはほとんどない。

ヘビースモーカーである相手は、タバコがやめられないのは私達のせいだと言う。

私達が相手にストレスを与えているからだ、と言う。

去年、相手が肺炎になったのも、そのストレスからだと言う。

 

何かにつけて、私に「黙れ!口を出すな!」と、怒鳴る。

私は黙る。

数分後、「夫と口を聞こうとしないなんて、お前は何か隠してるな!」と、言う。

 

私が離婚したい気持ちになったのも、誰かのせいだ、と言う。

私の友達や私の親戚が、私をその気にさせた、と言う。

相手が怒ったり、怒鳴ったりしたのは、私のせいだ、と言う。

私が相手を怒らしたから叫んだ、と言う。

 

私は、言う。

私はあなたを怒らせるような存在なのだから、

離婚したほうがいいでしょ?と。

 

相手は言う。「お前が俺を怒らせなければいいんだ!」

 

私は相手の奴隷ではない。

 

相手は言う。

「全て水に流してやり直そう。許してくれ。」と。

 

私は言う。

「何を、あなたは許してほしいの? あなたは私に何をしてきたと思うの? 

許してほしいとはどのことなの?」

 

相手は答えない。

何も悪いことをしてきたと思ってないのは明白である。

だって、全部わたしのせいだ、と相手は信じてるのだから。

 

 

相手は、私のせいで離婚騒ぎになってると、信じている。

私が離婚に踏み切ったのは、相手のせいでも、私のせいでもない。

 

私のために離婚するんだ。

私がもう一度私になれるように。

 

それだけである。

私は、自分の決断に責任を持っている。

誰のせいにもしない。