自己愛性人格障害と国際離婚

自己愛性人格障害者と離婚する決意をしながらもまだまだ決着がつかない海外在住者の独り言です。

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その5 俺は知ってる!

俺は知ってる!

相手がよく言ってる言葉だ。

しかし、実際には、ろくに知らない。分かっていない。

大体全てのことにおいて、俺は知ってる!と言う。

その中でも、特にお金が絡んでくる事項や、

人が絡んでくる事項になると、

この言葉が必ず出る。

俺は知ってる!

あそこの場所は、高いだけで大したことない。

俺が他に良いところを知ってる。

と、いう感じだ。

(この場所とは例えばお店だったり、携帯のサービスだったり、

子どもたちの塾関係だったり、とにかく支払いが生じるところなら全てだ)

しかし、これは相手が払うときだけに限る。

私が払うときは、特に何も言わない。

それどころか、レストランなどでは、普段相手が頼まない高めの料理を

相手はさらっと注文する。

俺はいつも頑張ってるから、お前のお金でこのくらい頼んだっていいだろ!

と、言うことらしい。

 

あ、またお金のケチさの話に逸れてしまうところだった(笑)

 

俺は知ってる!

俺に任せろ!

俺が良いところを知ってる!

 

そして、数日後、その場所を自慢げに語る。

相手がいうところは必ず平均よりも安い所であり、

また、人気もないことがほとんどである。

 

それを、凄いだろ!という。

俺は良いところを見つけただろ!

人気がないから、こっちの使いたいように使えるぞ!

しかも、安いからな!

この国の奴らは、高いところに行くことが自慢なんだ!

しかし、俺は違う!

こういう謙虚なところが好きなんだ!

だって、俺は謙虚な人間だからな!

 

まだこの国に住み始めた頃は、他に比べる対象がなかったし、

謙虚な人や態度は好きなので、それは良いと思った。

 

しかし、子どもたちが大きくなるにつれて、そうも言ってられない。

そして、私は色々な人と接することになり、

比較することができるようになった。

 

あの塾よりも、こっちのほうが人気があって実績もあるし、

先生方も良いらしいよ!と、私が言えば、

なら、お前が払え!と、返ってくる。

お前もこの国の奴らみたいに、お高くとまるようになったな!

と、言う言葉もオマケで付いてくる。

 

子どもたちの教育をとても心配してる‥と、

会う人会う人に語るその相手が

そういうことを私には言ってくる。

 

教育なのか?お金なのか?

お金がないなら、なぜ働かないのか?

相手の言ってることは表と裏ではこうも違う。

 

また、私や子どもたちの友達に対してまで、

俺は知ってる!が、出てくる。

 

俺は知ってる!

あいつらは、表ではお前に優しそうな顔してるが、

裏ではお前のことが嫌いなんだぞ!

 

子どもたちの友達にさえ、

同じような発言を私や当の子どもたちにしてくる。

俺は知ってる!

あいつはお前と遊ぶふりをしてるだけだ!

お前の成績が下がるように、ちょっかい出してるだけなんだ。

 

とにかく

俺は知ってる!

俺が認めた人しか付き合うな!

と、いうことなのだ。

 

これに、私は特に苦しめられた。

人間不信になってしまったのだ。

 

友達はああいってるけど、本当は違うんだろうなあ‥

子どもたちの友達は、成績のことしか考えてないんだなあ‥

みんな、ズルいな‥酷いな‥

 

と、思うようになってしまった。

 

今では、私も子どもたちも、相手のこの言葉を信じてない。

 

そういえばつい最近、子供たちの進路のことで、

俺は知ってる!が、始まった。

相手は、子供たちに偉そうに語り始めた。

 

子供たちは、すでに自分の父親が

どんな人か見抜いている。

俺は知ってる!は、もはや私たちには通用しない。

 

私にとっては外国だが、相手にとっては母国に住んでいるのだから、

普通なら、相手のほうが、本当はなんでも色々知ってるべきなのである。

俺は知ってる!は、実は何も知らない。

知らないけど、私たちに他の情報を入れてほしくないから、

この言葉で済ませるのだ。

 

私は、たしかに知らないことのほうが多い。

外国は勝手が違いすぎる。

でも私には、知らないことを訊ける知り合いが多くいる。

 

日常生活のことはもちろん、専門的なことまで、

私は全てのことを尋ねることができる。

そして、みんなは私を陥れるために情報を流してこない。

私を助けるために、たくさんのことを共有してくれる。

 

よく相手は、

お前の友達は、お前を陥れるために色んなことを言ってくるんだ!

と、言っていた。

ちなみにこれは今でも言ってくる‥。

 

俺は知ってる!

お前はいつかお前の間違いに気づくだろう。

そして、俺に土下座するんだ。

その時は、もうすぐやってくるからな!

みんな、俺の前にひれ伏すんだ!

俺は知ってる!

 

私は知ってる。

相手が言うそんな日は永遠に来ない、ということを。