自己愛性人格障害と国際離婚

自己愛性人格障害者と離婚する決意をしながらもまだまだ決着がつかない海外在住者の独り言です。

自己愛性人格障害者の嫌いなこと その1 録音

離婚すると決意してから私は、相手が私や子どもたちに威嚇してきた時、

大声で叫んだ時、暴言を吐いた時などを録音した。

裁判で役に立つと思ったからだ。

 

しかしこれは後ほど、全く役に立たないことが判明した。

相手の同意無しでの録音は、録音した側がその罪に問われる可能性があり、

その録音データも証拠としては効力を持たないことを

後に弁護士さんから聞かされた。

 

相手は私が録音していた、と勘付いたらしく、

そこを攻撃した。

録音したって意味ないからな!

そんなもんは証拠にならないからな!と。

私はそれでも今まで録った録音を消さずに取っておいた。

相手のことをこんなにひどい暴言を吐くと思っていない人たちに

聞かせるために、取っておこうと思ったからだ。

幸い(苦笑)、知り合いは私の話をすぐに信じてくれたので、

録音を聞いてもらう必要がなかった。

実際に聞いてもらったのは、知り合いの弁護士さんくらいであった。

 

色々なサイトで、自己愛性人格障害を調べていたら、

自己愛性人格障害者は、録音されるのが嫌いだ、と書いてあった。

 

試してみた。

相手があり得ないことや、

脅しとも取れるような発言をした時に、私はこう言った。

「あ、ちょっと今から録音するから、その前でもう一度言ってくれる?

私、忘れっぽいからさ!」

あくまでも自然に。

そして、録音したほうが相手にとって有利になるからという風に。

 

相手の反応は凄かった。

やめろ!録音するな!

俺は録音されるのが大嫌いだ!

言葉でそう言うだけでは足りないのか、

相手は靴を履いて、家から出ていったことが何度もあった。

 

相手は怯えた。

録音されることに本当に怯えた。

言葉は強気ではあるものの、

本当にやめてくれ!と、全身で訴えていた。

 

凄い!

どのサイトにも書かれてあったように

自己愛性人格障害者は録音嫌い!は、本当だった。

 

相手は今でも私を脅したり、威嚇したり、

時には譲歩してきたり、

またある時は優しい言葉遣いをしてくる。

 

相手がこう言ってくるのは、私に離婚裁判をやめてほしいからだ。

もしくは、私が今、何を考えているか?

弁護士さんと何か話をしたか?

などの情報を引き出すためにこう言う言葉を投げてくる。

 

その言葉遣いや、譲歩の条件は、いつも変わる。

離婚すると言ったり、しないと言ったり。

やり直したいと言ったり、お前なんか人間のクズだと言ったり。

三年後に離婚に応じると言ったり、絶対に離婚はさせない!と言ったり。

 

その都度私は、スマホを取り出し、相手に見せる。

「今の言葉、録音しておこう!あなたのためだよ!」と、私は言う。

相手は口を閉じ、そして逃げる。

何も喋らなくなる。

私がスマホを仕舞うと、また相手は饒舌になる。

私は再びスマホを取り出す。

相手は黙る。

文字通り、だんまりを決めこむ。

 

この状態がずっと続いている。

少なくともスマホを取り出せば、相手は黙るので家は平和になる。

相手と話しをしたくないので、これはとても良い方法である。

 

ある日、録音されることにほとほと嫌気が差したのか、

相手は私にこんなことを言って来た。

「明日、俺はお前のよりももっと高性能な録音機器を買ってきてやる!

そして、お前が俺にしてきたように、お前の言葉を一言残らず録音してやる!」

 

私は、

「それは素晴らしい!是非お願いします。

なんなら、録画機能が付いてても良いですよ!

お互い自分たちの言ったことにしっかり責任を持たないとね!」と、返した。

 

相手はもちろん、そんな機器は買ってこない。

私は、その日を楽しみに待っている。

なんでも録音してくれ!

録画してもらっても構わない!

という態度を相手に見せつけている。

 

相手は、自分が嫌いなことは、他の人も嫌いなはずだ、とでも思ってるのだろうか?

それとも、自分が言ってることは嘘だという事を、どこかで自覚してるのだろうか?

 

証拠に残されるのが本当に嫌い、ということは揺るぎもない事実だ。

典型的な自己愛性人格障害者の、典型的な心理状態を垣間見た気がした。

 

ちなみに、相手は今までに、数多くの罵倒メールを私に送ってきた。

私はそれらを消去せずに、すべてを取っておいた。

これらは証拠になり得るということなので、

すでに全てをプリントアウトして、

弁護士さんに渡してある。

 

もし私と同じような境遇で、私と同じように別れることを考えてる人が

このブログを読んでいてくれるのなら、

あらゆる証拠をぜひ残しておいて欲しいと思う。

 

自分を守るために。

自分に味方を多くつけるために。

そして、自分の決意をもう二度と変えないために。