自己愛性人格障害と国際離婚

自己愛性人格障害者と離婚する決意をしながらもまだまだ決着がつかない海外在住者の独り言です。

夏休み

夏休み。 私は子どもたちと日本へ帰省した。 相手が、子どもたちをこの国から出さない命令を取り付けたせいで (正確には、私が子どもたちをこの国から連れ出すことを禁止されている) 去年は帰れなかったが、今年は裁判所から夏の帰国を許されたので、 帰る…

自己責任という言葉の呪縛

私は元々、愚痴を言うのは好きではない。 愚痴を言うくらいなら、改善策を探したいと思っているからだ。 愚痴を誰かに言うこともしてこなかった。 そんな時間がもったいないし、 愚痴を言ったところでスッキリなんかしないからだ。 もちろん、愚痴を聞かなき…

ついに届いた離婚申請書

3月中旬に、裁判所に提出した離婚申請書は、 かなりの時間を掛けて、ついに相手のもとに届いた。 本来なら、数日後に届けられるはずなのだが、 配達人が忙しかったらしく、なかなか家まで届けに来てくれなかった。 その間、約三週間。 イースターを祝うこの…

離婚申請提出

2018年3月22日、ついに離婚申請を裁判所に提出した。 正確には、私の弁護士さんが提出をしたので、 私は外見上ではいつもと変わらない一日を過ごした。 提出する前の日、弁護士さんから連絡があった。 明日、提出すると。 そして、その日の今日、私は仕事を…

滞在許可証問題

外国に住む私は滞在許可証が必要であり、その更新が迫っていた。 今までは相手の配偶者として、滞在許可証を更新してきた。 離婚の決意を固めている私は、相手の配偶者として更新するのは、 如何なものかと思っていた。 相手は私と離婚したくない。 相手は、…

親権について

離婚において最大の難関は親権であると思う。 私が住んでいるこの国は、共同親権が普通である。 つまり、単独での親権はかなり異例ということになる。 私は単独での親権を希望している。 そのことは、一番最初に知り合いの弁護士さんを訪れたときから その旨…

滞在許可証と児童手当

国際結婚で海外在住の私にとって、この国に住むためには、 滞在許可証を保持している必要がある。 私のようにこの国の国民の配偶者として申請している者の 滞在許可の最長年数は、5年である。 そして、私の滞在許可証は今年の4月末で切れる。 この国に住むに…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その8 神をも超越?!

私が住んでいるこの国。 相手の故郷であるこの国は宗教をとても重んじている。 それ自体は、私は悪いことだとは思っていず、 むしろ良いことだと思っている。 日曜日には多くの国民が教会に行き、祝日も宗教に関するものが多い。 私は神やら宗教やらを、そん…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その7 感謝はしないが感謝を要求

自己愛性人格障害者の人と長く暮らして分かったこと。 裏表がある。 当の本人は、まさか自分が裏表があるとは自覚してないだろう。 初対面の印象は、とても良い。 物腰柔らかく、聞き上手で話し上手、 場を盛り上げるのも上手いし、人への気遣いもさり気なく…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その6 わざとらしい

知り合った当初から、ちょっとオーバーだなぁ、とは思っていた。 でも、すべてのことではないし、いつもそんなにオーバーでもないし、 と、考えていた。 こういう人なんだよ、 この人の個性だよ、と、思っていた。 その時は、ここまでだとは、思ってなかった…

宗教の壁

私が住んでるこの国。 夏に裁判は一切行われない。 7月と8月、裁判申請書類などの受理はするが、 肝心な裁判は9月にならないと行われない。 だから、9月になってから離婚申請書の提出をすることに、 私と弁護士さんは決めた。 9月は、離婚申請書の作成に時間…

子どもたちのこと

離婚はすべきではない、と思っていたし、 できることなら避けるべきだと今でも思っている。 特に子供がいる場合は。 生活の変化、環境の変化、何もかもが今までと違ってしまうことは、 大人ですらそれに慣れるまで大変であるのだから、子供には尚更である。 …

離婚を告げた日

私は、相手に離婚を告げる日を慎重に考えていた。 第一に子どもたちのことを考えた。 子どもたちの誕生日などのイベントにぶつからない時にしようと決めていた。 それらが終わるのは2月末。 私は毎日のように、恫喝されていた。 相手の言うことを聞かない長…

出国禁止命令 一時停止の裁判再び、そして判決

去年の夏休みが始まる前、私の弁護士さんは、 子どもたちに対する出国禁止命令の 一時停止の申し立てをした。 夏だけは、日本に戻れるようにして欲しい、という私たちの申し立ては、 寛大に裁判所に受け入れられ、 あとは相手側と合意を交わすだけであった。…

出国禁止命令 弁護士さんからの提案

私が離婚したいと、相手に言ったところ、 相手は子どもたちを出国できないようにさせた。 日本で言うところの、 親子断絶防止法のようなものなのかもしれない。 ただ、こちらで言うところの、出国禁止命令は、 私が子どもたちを今住んでいるこの国から、 相…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その5 俺は知ってる!

俺は知ってる! 相手がよく言ってる言葉だ。 しかし、実際には、ろくに知らない。分かっていない。 大体全てのことにおいて、俺は知ってる!と言う。 その中でも、特にお金が絡んでくる事項や、 人が絡んでくる事項になると、 この言葉が必ず出る。 俺は知っ…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その4 可哀想な自分を演出

タイトルに、私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴‥と書くのは、 もしかしたら、他の自己愛性人格障害者とは違うからかもしれない と思っているからだ。 もし違ってたら、それはその人たちに申し訳ないから、タイトルには 私が知ってる、と書かせてもらって…

自己愛性人格障害者の嫌いなこと その1 録音

離婚すると決意してから私は、相手が私や子どもたちに威嚇してきた時、 大声で叫んだ時、暴言を吐いた時などを録音した。 裁判で役に立つと思ったからだ。 しかしこれは後ほど、全く役に立たないことが判明した。 相手の同意無しでの録音は、録音した側がそ…

私にもあった自己愛

元々は、(一応、今でも)結婚相手だったわけなので、 最初はとても惹かれたところがあった。 そして、私の性格とも似ているところがあった。 私も自己愛的な部分が少なからずあった。 本当は自分はできる人間である。 ただ周りの環境が悪いだけ。 場所や人間…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その3 全て誰かのせい

相手が自分の国に戻って、自分のやりたい仕事をしたいとのことだったので、 私たちは引っ越しをした。 国が違えば、言葉も文化も人も違う。 私には誰一人頼れる人はいなかったが、 相手の仕事を応援するために、 子どもたちのために引っ越しをした。 相手の…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その2 ケチ

タイトル通り、私が知ってる自己愛性人格障害者は、 ケチである。 しかし、相手にそれを言うと、酷く怒る、激しく怒る。 結婚して初めの頃は、まだ結婚したばかりで、 何かと大変だったので、それに気づかなかった。 むしろ、そのケチを応援していた。 これ…

情けは無用。これに尽きる。

相手が自己愛性人格障害だと、確信を持った私ではあったが、 私はそれを甘く見ていた。 それでもどこかで、ちゃんと説明すれば分かり合える、 少なくともこちらの言い分は理解してもらえる、 と思っていた。 しかし、それは相手が起こした子どもたちへの出国…

私が知ってる自己愛性人格障害者の特徴 その1 俺は凄い

確かに学歴が良い人ではある。 学歴コンプレックスに近い私には、それはとても尊敬するに値した。 相手がその得意分野を生かした仕事を、自分の国に戻って始めたい、 と言った時、私は賛成した。 双方が出し合って家を買い、私にとっては新天地、 相手にとっ…

モラハラという言葉

モラハラという言葉に、私は少しばかりの抵抗を感じている。 いや、実際私が受けていたそれは、モラハラ以外の何物でもなかったのだが (今でもまだ時々受けている)、なぜだかモラハラという言葉を聞くと 何かもっと違うことを想像していた自分がいたのだ。…

病は気から

毎日の生活が嫌で嫌でたまらなくて、でも続けなくてはいけなくて、 という日々を5年以上前から続けてきた。 自分が選択してしまったこと。 子供がいるから、もう何もかも諦めるしかないと、思ってた。 子どもたちにとって、このままの生活を続けるのがいいと…

申し立てと新たな敵

子どもたちの出国禁止命令、つまりストップリストを掛けた相手に、 私と弁護士さんがまず最初にした申し立ては、 相手に家から出ていってもらう申請であった。 私はというと、てっきりすぐに離婚申請をするものかと思ったのだが、 私の弁護士さんは、まず生…

自己愛性人格障害

人格障害にも色々あるらしい。 私は離婚する決意を固めた時、 その理由を纏め、それを知り合いの弁護士さんに渡した。 私は相手はうつ病か、躁うつ病なのかと思っていた。 しかし、弁護士さんは、それではなくもっと深い何かがある気がすると、 私に言った。…

なぜ洗脳されてたと思ったのか?

長年、生活を共にしていた相手が、間違いなく自己愛性人格障害者だと 確信を持てるようになっても、それでも私は相手を信じる傾向にあった。 私を担当してくれている弁護士さんは、私の知り合いである。 とてもとても良い人である。 それなのに、 その弁護士…

結婚して

結婚して、最初の4年間は、お互いにとって母国ではない 英語圏のとある国に住んでいた。 結婚してすぐに子供ができ、それから数年して、相手は 相手の国に引っ越さないか?と提案してきた。 結婚するときに、この英語圏の国で住むと約束していた。 それは、ど…

変わり者

彼は人とはかなり違っていた。 そこが私には魅力的に見えた。 国が違うから、色んな考え方がある、とも思っていた。 彼はとても自信に満ち溢れたように見えた。 いつも堂々としているように見えた。 教養も才能もあるように見えた。 実際、教養は良い人であ…